小椋佳(おぐらけい)さんのドキュメンタリー番組を見た。二足の草鞋やメディア出演をしないというのは当時としては珍しかったそうでそのことにびっくりした。
島田叡(あきら)戦中最後の沖縄県知事という映画の主題歌を担当したそう。島田さんは戦場となる沖縄に赴任して玉砕主義に抗い、周囲に生きろと訴えた。
小椋さんのデビューは1971年で、銀行員の傍ら、次々とアルバムをリリース。ジャケットには本人が一切登場せずメディアにも顔を出さないことからベールに包まれた存在に注目が集まっていた。興味本位の記事も生まれ、歌を辞めないかと迫った。「歌作りというのは日記を書いているだけです」「銀行員を努めながら日記を書くなとは言えないでしょ」と世間へ反論した。
シクラメンの香りが大ヒットすると姿を隠すのを世間が許さず、銀行は一転してメディアへの出演を依頼したそう。
1976年に初コンサート。誰もが二足の草鞋と言った。49歳でサラリーマンを辞めた。