YKK APの環境に配慮したビジネス

巨大企業の日本改革3.0という番組でYKK APの取り組みが紹介されていたのでメモ。2030年、2050年に向けていかにエネルギー消費を抑えるかということに関心が集まっている中でとても良い取り組みだと思った。

YKK AP は窓やアルミサッシなどを手がける住宅建材メーカー。ファスナーで世界トップ企業のYKKが1959年にアルミを使った建材事業を開始したことから始まった。APは Arichitectural Products (建築材料)の略。年商は4000億円。

現在新商品としてエアロゲルという、地球上で一番断熱性の高い商品を開発しているそう。成分はケイ素でスペースシャトルの窓にも使われている。ガラスとエアロゲルの板それぞれに氷をのせて下から火であぶる実験するとエアロゲルの氷は溶けず、ガラスの上の氷だけが溶けた。このエアロゲルをガラスとガラスの間に入れることで窓の断熱性を高めようとしているそう。エアロゲルは軽さと脆さがあるので製品化のためには調整が必要なのだとか。しかしうまく工業化できれば冷暖房費の節約になり、引いては電力消費を抑えられるので地球に優しい商品となる

続いて、未来ドアという、非接触で顔認証でドアの開閉が可能かつドア自体がディスプレイとなっているドアの紹介。大型の4K高精細液晶に様々な風景を写し、出かける時には個人を認識して天気、紫外線量や電車の情報などそれぞれに適した情報を音声と液晶で提示してくれる。両手が塞がっていても顔認証でドアが自動で開くので便利。

続いて現在開発中のトレーラーハウスの紹介。新型コロナウィルス流行の影響でデュアルライフ(二拠点生活)を行う人が徐々に増えてきている。そこでトレーラーに住宅に必要な設備を詰め込み車で牽引することで全国どこでも生活拠点を移せるような商品を開発しているそう。これから自動運転が本格化することを想定し、翌日出張のサラリーマンが夜眠っている間に自動運転で家ごと移動するなんてことも考えているそう。

特にいいなと思ったのが未来窓、地下に住むという提案。実際には地下に部屋があっても高精細な液晶窓には好きな外の景色を写すことができる。8Kでは1メートルの距離からでは実物と見分けがつかないため人間の脳を騙せるそう。日本は地下9メートル掘るとその環境はその土地の平均気温なのだとか。地下に住むことでエネルギーを最小限にして生活することが可能だという。