ワイルド東京というTV番組を見たのでその感想。東京にこんなに野生の動物がいたことに驚くと共に、こうした生き物を追いやったのは人間なんだなと改めて気付かされた。良い番組だった。
以下、視聴メモ。
狸:
線路沿いで人間のゴミを漁って生きるタヌキ。人間の近くで暮せば食べるものには困らないが車や電車で死ぬリスクはある。親が子どもに線路の渡り方を教える。
カラス、オオタカ:
東京の朝、繁華街は掃除で大忙し。カラスにとって生ゴミは貴重な食糧。彼らはいつどこでゴミが出るかちゃんとわかっている。人間の暮らしを利用してカラスは大繁栄してきた。巣の材料も街中で集める。ハンガーが一番のお気に入り。頑丈な巣が作れるから。
快適なアーバンライフを送るカラスにも天敵が現れた。森の王者オオタカだ。かつては絶滅さえ危ぶまれていたが今では公園が増えて都市の緑が増えたことが助けとなった。夫婦で子育てする。生まれて1ヶ月で巣を出るがまだ飛べないので歩いて移動する。カメコがたくさんいて写真を撮っている。ある日事件が起きた。父親が消えた。残された母親。そこにカラスが襲撃する。母親はカラスの妨害で狩をする余裕がない。1週間後子どもたちは植え始めていた。序列上位の大きな子どもが食べてしまうので下の子どもは食べることができない。そこへやってきたカラスは舐めていたのか子どもに襲われてしまう。カラスは命辛々逃げ出した。オオタカが東京の空の王者になる日も近いかもしれず、カラスはウカウカしていられない。
自然:
大都市東京にはもう緑がないと思っている人が多そうだけど、そんなことはない。明治神宮は全国から献上された10万本もの木々がある。生き物たちの拠り所。明治天皇を祀るために100年ほど前に作られた。人間の立ち入りは厳しく制限されているが、動植物は3000種類も生息している。
川ではマルタ?という魚が散乱のために海から遡上してきた。数千匹が集まり産卵が始まった。この時を待っていたものたちがいる。川鵜だ。堰堤で遮られた浅瀬には逃げ場がない。襲われても産卵をやめず、2週間もの間続く。
川沿いに残された緑は生き物たちの大事な移動ルート。川を通じて森へとつながっている。
初夏、鳥たちの子育てが始まる。六本木のカルガモ親子の大移動。彼らはこの街のVIP。優しい人たちがいつも見守っている。無事庭園に行きついて庭園で子育て。しばらくすると親と共に川へと移っていく。
ビルの屋上緑化によって「天空の田んぼ」が出現。最近東京では屋上緑化が流行っていてその中で米作り体験をしているそう。水の中はカエルでいっぱい。土に紛れてきたものが繁殖したそう。
コアジサシの子育て用に屋上を提供する団体もいる。保護が始まって20年以上が経つ。
チョウゲンボウなどの天敵もいるので決して楽園ではない。親鳥たちは群れで必死に反撃する。
夏の夜に姿を表すのはセミの幼虫。暗くなったら地面から這い出してくる。
ハンター ハエトリクモの天敵ヤモリ。垂直な壁を登って獲物をとる。が、上には上がいる。オオカマキリはそのヤモリを捕食する。カマキリも油断は禁物。この寺には巨大なカエルもいる。
ネコの事情が少し変わってきた。アナグマがネコを追い払ってしまう。アライグマもやってきた。水飲み場をお風呂がわりにしてしまう。
夕方、数千羽のムクドリの大群。オオタカがそれを狙う。本来は日中狩をするが、日没後に街中の灯りを使って狩をするようになった。ムクドリは空が暗くなる前に街路樹に降りてくるのでその瞬間を狙う。日没後のわずか数十分が勝負だという。1日1羽ムクドリを捕らえる。
眠らないメガシティ東京に奇妙なことが起きた。東京から人が消えた。他の生き物たちの暮らしは変わらない。
森で暮らすフクロウが東京にきた。何かを探している。ネズミだ。人が消えた街でよく見かけるようになったから。