【感想】チコちゃんに叱られる!野菜と果物、ご飯と味噌汁、アルミホイル

NHKの番組の中でもお気に入りの番組の1つで毎回楽しみに視聴している。今回はずっと不思議に思っていた野菜と果物の定義の違いについて、「分類を定義している団体の目的毎に異なる」というとても納得できる答えをもらえたので大変満足のいく回だった。アルミホイルの作り方も興味深く、どちらの面を使うべきか論に答えが出たのも個人的には嬉しかった。

以下、視聴メモ。

Q. 野菜と果物の違いは?


A. バラバラ。
省庁や学会などによってバラバラ。農林水産省と文部科学省と園芸学者による定義で紹介していたものだと、
イチゴは野菜とするのが農林水産省と園芸。文部科学省では果物。
農林水産省では1年で種まきから収穫を終える草本植物(草)は野菜。イチゴは草に実がついて1年で収穫できるので。甘さは関係ない。果物は2年以上栽培かつ果実を食べるものをいう。
文部科学省ではイチゴは果物。食品成分表の中では草になる食物は野菜に分類しているが、通常の食生活で果物として食べるものは果物としている。この表は管理栄養士が見ることも多く実際の食生活に合わせて分類している。
園芸でも食用にする草本植物を野菜としている。
スイカとメロンも1年でできるので農林水産省と園芸では野菜。文科省では果物。農水省によると果実的野菜。
パイナップルは一致で果物。しかし、園芸では木本植物(木)になるものを果物としているので定義から外れているということで三角。パイナップルは草本植物。農水省の定義ではパイナップルは木にならないものの、収穫まで2年以上かかるので果物。
分類の定義を統一しないのは、目的が違うから。
文部科学省の目的は祝品の栄養成分情報の提供。通常の食生活を意識して分類している。
農林水産省は生産面に着目している。毎年変えられるものと変えられないものがあるため、目的として、農作物によって政策が異なる。栽培期間が重要となる。
厚生労働省は食品安全、総務省は消費動向把握が目的。
曖昧のままでいいのでは。

Q. 自分から見てご飯を左 味噌汁を右に置くのはなぜ?

A. 太陽が東から昇るから。ご飯の方が偉いから左に置く。 右と左だと左の方が偉いという左上位の思想 が日本にはある。着物の襟は自分から見て左を上にする、舞台も、舞台に立つ自分から見て左を上手、右を下手という。左上位の思想は中国からきている。平安時代の中国の申鑒(しんかん、思想書)には天子南面(てんしなんめん)といって皇帝は南むきで座って天下を治めるとある。それが日本に伝わり、明治2年までの天皇の住まいである京都御所で正殿で南向きに座っていた。南を向いて座る皇帝から見て太陽は東である左から昇り、西である右に沈む。太陽が昇る東は沈む西よりも村長され、左が右よりも上位という考えが生まれた。
日本に現存する最古の歴史書(国の正式な歴史書(勅撰国史)として最古)の奈良時代に作られた日本書紀によると、天皇の祖先とされているニニギノミコトが地上に降りる際に天上で育てた神聖な田んぼの稲穂を我が子孫に授けましょうと伝えたと記されている。つまり、米は神からの恵みの象徴であった。稲作中心の生活だったために米は命の糧だった。稲の語源が「生命の根」->いのちね->いのね->いねとなったという説があるくらい日本人の生活と切ってもきれない関係。こうしたことが組み合わさり、ご飯を自分から見て左に置くようになった。平安時代からご飯は左側に置いていたそうで当時の絵巻にもそう描かれていて、それを根拠に家庭科の教科書にもそう掲載されている。が、関西地方や九州の一部では味噌汁をご飯の奥(左奥)に置いているそう。

Q. アルミホイルが片面だけキラキラしているのはなぜ?


A. 薄くするため。薄さを追求しようとしたから。
現在のアルミホイルの薄さは0.011mmで、髪の毛1本とほぼ同じ厚さ。
アルミホイルが生まれたのは1911年のことでドイツのラウバー博士がアルミフレークを広げて作成した。当時は食品ようラップフィルムなどがなかったので湿度を防ぐ梱包材として使われていた。それまではスズで作った錫箔が使われていたが、金属のニオイがつくという難点があった。その点アルミホイルは安価で強度が高く、保香性があり防虫効果があるなど優れていたので重宝されるようになった。昭和5年頃に日本に上陸した。タバコやチョコレートの梱包材として使用された。当時のアルミ箔は厚さが0.008mmだった。が、その厚さだとそのまま使えず、アルミと紙を貼り合わせて銀紙として使っていた。1958年に日本で初めてオーブン料理に使うためのアルミだけの家庭用アルミ箔が発売された。当時の厚さは0.015mmだった。より薄くて耐久性があり、使いやすい厚さを追求した結果、現在の0.011mmになった。この薄さを作り出すために片側だけキラキラしたアルミホイルになっている。
それは、製造過程でアルミ板を伸ばす圧延で0.3mmのアルミ板を約1.5トンのローラーでアルミを挟んで伸ばすと0.1mmになる。圧延する時には焼き付き防止のために潤滑油が必要。1分間に数千リットルの油を出しているそう。これを幅を狭めていって3回行うと0.022mmになる。この状態では両面キラキラ。この時のローラーの間隔は0.022mmになる設定。これを2枚重ねて圧延することで1枚の厚さが0.011mmになる。重合圧延(じゅうごうあつえん)という方法。圧延後に剥がして1枚にする。重なっていた面は凸凹になるので光が乱反射するようになるため、キラキラして見えない。一方、キラキラした面は鏡反射しているのでキラキラして見える。1枚で薄くしようとしてローラー同士を近づけ過ぎるとロール同士が接触してしまってアルミ箔が破れて薄くできない。
ちなみにアルミの使用面に関して、お餅を焼く時にはキラキラを上に、ホイル焼きお時にはキラキラを外になどというのはデタラメで、違いはない。

(落とし蓋として使う場合は真ん中に穴を開ける。by チコちゃん)
視聴者でメモっているという人からの投稿でノートが4冊目に突入したそう。番組が100回を超えるので納得。